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2009年10月21日水曜日

システム障害

 久しぶりにシステム障害が発生しました。大きな障害を解決し、数か月安堵の日々を送っていたのですが、神様はなかなか楽はさせてくれないようです。
 昨日の11時ごろに最初の報告を受け、22時過ぎまで対応に追われました。原因は特定できず、暫定対策を打ったところで家路につきました。障害の大小を問わず、システム管理者としてこのような事態を起こしてしまうのは、ユーザーの期待を裏切るようで本当に心が痛みます。
 しかし、一企業の事業継続性の一翼を担う者として、落ち込んでいる暇などありません。このような事態になった時、私の上司はほとんど無力です。頼りになるのは部下と運用を委託している企業の技術者たちですが、彼らとて、私の指示がなければ思うところがあっても行動に移せません。決断ということに関していえば、孤独であることを感じつつも、適切な対処をしなくてはならないのです。
 自動車の安全対策は、パッシブ セーフティーからアクティブ セーフティーの時代に入っているそうです。事故を起こした時の安全対策から、事故そのものを起こさない安全対策が実装され始めているということです。システムについてはどうでしょうか? 私はパッシブ セーフティーの世界から離脱するのはまだまだ遠い先だろうと考えています。つまり、起きてしまった障害の被害を最小化するための「復旧力」が、システムを使う者、作る者、運用する者、管理する者に問われるのだろうと考えています。
 では、私のようなシステム管理者の復旧力とは何でしょうか? それはリーダーシップであると考えます。私が意見しなければ、社は対応の方向性を見出すことができません。私が説明しなければ、ユーザーは不満や不安を解消することができません。私が指示しなければ、内外の技術者は行動できません。私が宣言しなければ、障害は終息しません。
 さて、今回の障害に対して、私はリーダーシップを発揮できるのでしょうか? 数時間後、会社の始業のベルが鳴ります。じっくりと考えている時間はありません…

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