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2009年10月10日土曜日

クラウドの定義

 ネットでクラウドコンピューティングに関する記述を見ていると、その定義があいまいだとする指摘が多いようです。おそらく、私は今後もクラウドコンピューティングという言葉をこのブログの中で使っていくと思いますので、私が定義するクラウドコンピューティングを明確にしたいと思います。

 クラウドであるための必須条件は、インターネット上にある情報処理サービスであることです。閉ざされたネットワーク上にある情報処理サービス(社内Webアプリケーションなど)を私はクラウドとは定義しません(つまり、プライベートクラウドという定義は私にはありません)。また、情報処理サービスというのは、文書や映像などの機能を持たないコンテンツと分離するための表現です。ちなみに機能とは関数です。インプットを与えると処理を行ってアウトプットを返す。これが機能であり、サービスです。

 クラウドの利用者は、オンデマンドにサービスを利用できなければなりません。ここに、クラウドの大きな意味があります。必要な時に、必要なだけ使い、要らない時には何もない。この、何もない、もクラウドの重要な要素です。つまり、所有コストが一切かからないことが大きなメリットとなります。

 技術的要素としてクラウドの要件を満たしても、それが提供するサービスが高額であってはクラウドではありません。少なくとも、所有より安く、手組み開発より安く、出荷数の少ないソフトパッケージよりも安価でなくてはなりません。つまり、インターネット規模で共有された結果、安価に提供されるサービスでなくてはクラウドとはいえません。

 クラウドとは、単なる技術的要素の集合ではなく、ビジネスに変革をもたらす価値の集合体であり、これによってイノベーションが生まれることが最も期待されていることだと私は考えます。

 これが私の考えるクラウドです。

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