- シンプルなルールで情報にメタ情報を付加しよう!
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- ちりも積もれば山となる。一つひとつの小さな情報発信が、蓄積され、検索され、再利用されることで知恵に成熟する。
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【案内】小説『エクストリームセンス』について
小説『エクストリームセンス』は、本ブログを含めていくつか掲載していますが、PC、スマフォ、携帯のいずれでも読みやすいのは、「小説家になろう」サイトだと思います。縦書きのPDFをダウンロードすることもできます。
小説『エクストリームセンス』のURLは、 http://ncode.syosetu.com/n7174bj/
2010年10月6日水曜日
これからの企業IT
私が描く次期IT基盤のイメージはこんな感じです。
2009年11月2日月曜日
最新鋭のデータセンター
先週の金曜日は、株式会社アイネットが今年の6月に営業を開始したばかりのデータセンターを見学してきました。
場所は横浜市内の某所なので、私の会社や自宅から1時間程度でアクセスできます。また、我が社の大規模震災BCP上の想定被害地域を外れていますので、これらの点でまず良い評価ができます。
以前、富士通の館林システムセンターを見学したことがあるのですが、群馬県はさすがに遠すぎます。やはり、実機を触りたい時もありますので、今回のデータセンターのロケーションは非常に良いです。ちなみに館林システムセンターのお弁当はとてもおいしかったです。
アイネットのデータセンターは免震構造。素晴らしいのは自家発電機への給油ラインまでもが二重化されている点で、これによりデータセンターに必要な電気設備のほぼすべてが完全二重化構成なのです。PRIMEQUESTみたいですね。
その他詳細はこちらでご確認いただくとして、とにかくこんな近くにこれほど立派なデータセンターができたのは何とも心強い話です。次期ITインフラは、このようなデータセンターで動かしたいと強く思いました。
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場所は横浜市内の某所なので、私の会社や自宅から1時間程度でアクセスできます。また、我が社の大規模震災BCP上の想定被害地域を外れていますので、これらの点でまず良い評価ができます。
以前、富士通の館林システムセンターを見学したことがあるのですが、群馬県はさすがに遠すぎます。やはり、実機を触りたい時もありますので、今回のデータセンターのロケーションは非常に良いです。ちなみに館林システムセンターのお弁当はとてもおいしかったです。
その他詳細はこちらでご確認いただくとして、とにかくこんな近くにこれほど立派なデータセンターができたのは何とも心強い話です。次期ITインフラは、このようなデータセンターで動かしたいと強く思いました。
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2009年10月17日土曜日
次期ITインフラストラクチャー(2)
富士通長野システムエンジニアリングの技術者とお会いしました。しかし、仮想化ソリューションに強い富士通のグループ会社がなぜ長野なんでしょうね? 比較的新しい技術なので、都市部の企業が担当しているイメージを持っていましたので、長野の会社が仮想化に強いというのはちょっと意外でした。この疑問をお聞きしたところ、富士通からの要請で仮想化技術を富士通グループの中で担当するようになり、今では富士通グループの仮想化ソリューションの中核組織となっているとのことでした。
約1時間半、お話をさせていただきましたが、お会いした技術の方は、相当の実績と知識がある方のようにお見受けしました。また、お人柄にも好感を持てましたので、これが本日の収穫のひとつとなりました。
もうひとつの収穫は、富士通のプラットフォームソリューションセンター(Platform Solution Center)で実装実験を行うというアイデアです。このセンターは、以前プライムクエスト(PRIMEQUEST)の見学で訪ねたことがありますが、非常に素晴らしい施設です。このような施設で実験を行えるというのは、一技術者として、非常にワクワクします。
約1時間半、お話をさせていただきましたが、お会いした技術の方は、相当の実績と知識がある方のようにお見受けしました。また、お人柄にも好感を持てましたので、これが本日の収穫のひとつとなりました。
もうひとつの収穫は、富士通のプラットフォームソリューションセンター(Platform Solution Center)で実装実験を行うというアイデアです。このセンターは、以前プライムクエスト(PRIMEQUEST)の見学で訪ねたことがありますが、非常に素晴らしい施設です。このような施設で実験を行えるというのは、一技術者として、非常にワクワクします。
2009年10月7日水曜日
次期ITインフラストラクチャー
我が社のITインフラとなっているシンクライアントシステムのサーバー群は、来年から段階的に更新時期を迎えます。これはメーカー保守の期間が切れるということを契機としているので、保守延長により数年は更新を先送りすることができます。更新するか、保守延長で先送りにするか、これを意思決定するためにも更新後の姿を描く必要があります。今回は、現時点で私が描く次期ITインフラのイメージを紹介します。
シンクライアントシステムの中枢となるサーバーは、Citrix Presentation Serverをインストールした3台のPRIMERGY RX200です。1機4GBのメモリを搭載し、約100人のユーザーを3台で負荷分散しながらさばいていますので、1機あたり33人程のユーザーで共有していることになります。これは、ヘビーユーザー(Wordにサイズの大きい画像を貼るなど)が出現すると、パフォーマンスの低下を体感できてしまう共有度合いであり、パフォーマンスとしては物足りない状況にあります。
ここでまず考えられるのはスケールアウト。サーバーを1機増設し、4機で負荷分散すれば1機あたり25人、過去の経験則からいってパフォーマンスは十分なレベルとなるはずです。しかし、サーバーが更新時期を迎えようとしている今、このような選択はあまり面白くありません。
次はサーバー仮想化を考えてみます。例えば、16コア、メモリ32GBのサーバーを2機用意し(その他の諸条件は取り敢えず無視して)、そこに4コア、8GBのVMを3機づつ配置するというのはどうでしょう? 計6機のCitrix Presentation Serverで100人のユーザーをさばくことになるわけですから、1機あたり17人弱、メモリは現行サーバーの2倍ですから、余裕を持ってユーザーをさばけると思われます。また、コスト的にもリアルサーバー構成より有利なはずです。もちろん、ここで取り上げたCPUとメモリ以外の諸条件によりパフォーマンスとコストは異なりますので、この例はあくまでも検討の対象とする1シナリオということになります。
さて、スケールアウトとサーバー仮想化、どちらが魅力的でしょうか? 私はサーバー仮想化をベースに次期ITインフラを描いていきたいと考えています。そしてそれは、地球温暖化対策というテーマとも整合するものです。
仮想化のシナリオの中で、諸条件によりパフォーマンスは異なると書きましたが、恐らく最も大きなボトルネックとなるのは、ファイルIOであるとこれまでの仮想化実験の経験から考えています。となると、高速かつ負荷分散されたファイルIOを実現する必要がありますので、SANやNAS、iSCSIといった仕組みを検討する必要が出てきます。そして、このようなストレージを組み入れることは、例えばVMWareのVMotion等により、可用性を高めることなどに通じます。
ここまで考えると、Citrix Presentation Serverを使い続けることに疑問を感じてきます。いずれはサポートが切れてしまう旧世代ソフトを使い続けるよりは、新機能を備えた後継ソフトへ乗り換えたくなるのです。そこでXenAppやXenDesktopはどうでしょう? 基礎はアプリケーション仮想化で築き、アプリケーション仮想化に馴染まないものはデスクトップ仮想化で対応する。これはかなりの柔軟性を持ったインフラを築けます。現在も、特定のソフトはWindows XPのVMなどによって運用しています。なにしろ、エンタープライズ コンピューティングとは、基幹のシステムから付箋紙ソフトまで、さまざまなソフトを必要とします。業務の変化に柔軟に対応するインフラを構築するために、デスクトップとアプリケーションの仮想化技術はなくてはならないものと私は考えます。
昨今、BCPの重要性が指摘される中で、私は昨年から本格的にBCPに取り組んでいます。また、ワークライフ バランスというような考え方も徐々に拡がりを見せています。このような状況の中で、テレワークに対応できるインフラというのも考えたくなります。自宅のPCやモバイル、携帯端末などから会社とほぼ同じコンピューティング環境が使えたならば、BCPとワークライフバランスの一部に対応できるものとなります。
来年以降誕生するかも知れない次期ITインフラ、私はこのようなイメージで検討を進めています。
シンクライアントシステムの中枢となるサーバーは、Citrix Presentation Serverをインストールした3台のPRIMERGY RX200です。1機4GBのメモリを搭載し、約100人のユーザーを3台で負荷分散しながらさばいていますので、1機あたり33人程のユーザーで共有していることになります。これは、ヘビーユーザー(Wordにサイズの大きい画像を貼るなど)が出現すると、パフォーマンスの低下を体感できてしまう共有度合いであり、パフォーマンスとしては物足りない状況にあります。
ここでまず考えられるのはスケールアウト。サーバーを1機増設し、4機で負荷分散すれば1機あたり25人、過去の経験則からいってパフォーマンスは十分なレベルとなるはずです。しかし、サーバーが更新時期を迎えようとしている今、このような選択はあまり面白くありません。
次はサーバー仮想化を考えてみます。例えば、16コア、メモリ32GBのサーバーを2機用意し(その他の諸条件は取り敢えず無視して)、そこに4コア、8GBのVMを3機づつ配置するというのはどうでしょう? 計6機のCitrix Presentation Serverで100人のユーザーをさばくことになるわけですから、1機あたり17人弱、メモリは現行サーバーの2倍ですから、余裕を持ってユーザーをさばけると思われます。また、コスト的にもリアルサーバー構成より有利なはずです。もちろん、ここで取り上げたCPUとメモリ以外の諸条件によりパフォーマンスとコストは異なりますので、この例はあくまでも検討の対象とする1シナリオということになります。
さて、スケールアウトとサーバー仮想化、どちらが魅力的でしょうか? 私はサーバー仮想化をベースに次期ITインフラを描いていきたいと考えています。そしてそれは、地球温暖化対策というテーマとも整合するものです。
仮想化のシナリオの中で、諸条件によりパフォーマンスは異なると書きましたが、恐らく最も大きなボトルネックとなるのは、ファイルIOであるとこれまでの仮想化実験の経験から考えています。となると、高速かつ負荷分散されたファイルIOを実現する必要がありますので、SANやNAS、iSCSIといった仕組みを検討する必要が出てきます。そして、このようなストレージを組み入れることは、例えばVMWareのVMotion等により、可用性を高めることなどに通じます。
ここまで考えると、Citrix Presentation Serverを使い続けることに疑問を感じてきます。いずれはサポートが切れてしまう旧世代ソフトを使い続けるよりは、新機能を備えた後継ソフトへ乗り換えたくなるのです。そこでXenAppやXenDesktopはどうでしょう? 基礎はアプリケーション仮想化で築き、アプリケーション仮想化に馴染まないものはデスクトップ仮想化で対応する。これはかなりの柔軟性を持ったインフラを築けます。現在も、特定のソフトはWindows XPのVMなどによって運用しています。なにしろ、エンタープライズ コンピューティングとは、基幹のシステムから付箋紙ソフトまで、さまざまなソフトを必要とします。業務の変化に柔軟に対応するインフラを構築するために、デスクトップとアプリケーションの仮想化技術はなくてはならないものと私は考えます。
昨今、BCPの重要性が指摘される中で、私は昨年から本格的にBCPに取り組んでいます。また、ワークライフ バランスというような考え方も徐々に拡がりを見せています。このような状況の中で、テレワークに対応できるインフラというのも考えたくなります。自宅のPCやモバイル、携帯端末などから会社とほぼ同じコンピューティング環境が使えたならば、BCPとワークライフバランスの一部に対応できるものとなります。
来年以降誕生するかも知れない次期ITインフラ、私はこのようなイメージで検討を進めています。
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