【案内】小説『エクストリームセンス』について

 小説『エクストリームセンス』は、本ブログを含めていくつか掲載していますが、PC、スマフォ、携帯のいずれでも読みやすいのは、「小説家になろう」サイトだと思います。縦書きのPDFをダウンロードすることもできます。

 小説『エクストリームセンス』のURLは、 http://ncode.syosetu.com/n7174bj/

2011年1月30日日曜日

ご結婚、おめでとう

本日、仕事仲間であるふたりが結婚します。
きっと、いくつかのシステム障害も、ふたりにとっては愛をはぐくむ時間だったのでしょう…
これからもふたりで力を合わせて、人生のさまざまな局面を乗り越えていってください。
いつまでもお幸せに。

これは結婚式のウェルカムボード。私の友人であり、ふたりの友人でもあるデザイナーが、
ガンダムファンである新郎と、八百屋の娘である新婦を描いています。

ウェルカムボード
ウェルカムボード posted by (C)Mayumi Uchida

2011年1月29日土曜日

性質変換によるデスクワークの工場化(1)

 私の勤める会社は主に不動産賃貸業を営んでいますが、ある人にいわせると、「江戸時代からビジネスモデルが変わっていない業態」ということだそうです。この真意はともかくとして、そんな会社で情報システムを任されている私には、この業態が故の「当たり前のムダ」というものがたくさんあります。
  例えば「鍵」。賃貸住宅のドアのキーです。お客様との契約前には内覧をしていただきますが、その為にはたくさんの鍵を管理し、社員がお客様に同行し、中を開けて説明し、他の部屋が見たいと言えば、では後日、と言って再び同じことを繰り返します。あるいは、契約書であるとか、預金口座自動振替依頼書であるとか、さまざまな「紙」が発生し、これをお客様との間でやり取りする過程で、封入コストや郵送コスト、管理・保管コストが発生します。
 このような例が、私がいうところの「当たり前のムダ」です。言い方を変えると、他の業態と比べると相対的にムダに見えるものということになります。例えば、ネット証券会社を考えてみてください。ほとんどのオペレーションが電子的に済み、さまざまなリソースを多くの顧客でシュアしている業態は、うらやましいほど効率的です。しかし、「当たり前のムダ」がある中でも、より効率的なオペレーションは築いていけるはずです。
 私は何とか「工場化」できないか? と考えています。「IT化」ではなく「工場化」です。つまり、事務作業やデスクワークといわれる業務を、製造作業のような「性質」に変換できないか? ということです。
 では、「製造作業」と「デスクワーク」の違いは何でしょうか? これを考える前に、ビジネス(あるいは、仕事、業務、作業)の構造を考えてみましょう。


 上記の図を一旦ビジネスの構造とし、ビジネスルールと呼ぶことにしましょう。
  1. トリガー(業務の引き金) : どんな業務でも、必ず開始されるきっかけがあります。それには「アイデアがひらめいた」とか、「仕事の依頼がきた」、「上司に指示された」、「期日がきた」などさまざまでしょう。
  2. ロール(業務の実施者と役割) : 業務は人によって行われます。誰が、どんな役割で業務を行うのか? これがロールです。IT化された業務では、システムがロールとなることもあるでしょう(ロールがシステムだったとしても、その処理内容は人が管理していますので、最終的にはすべての業務が人によって行われているということになります)。
  3. インプット(業務に必要なもの) : 業務には何らかのインプットがあります。伝票や請求書、要件などです。また、業務の実施者の知識や経験、アイデアのような無形のものもあります。
  4. プロセス(業務の手順) : 何を、どう処理していくかという業務の手順がプロセスです。「請求書の内容を確認し、支払管理システムから支払依頼書を発行し、経理に提出する」というようなものです。
  5. コントロール(業務の制御) : 取り敢えず「制御」という日本語を充てていますが、管理、監督、統制など、Controlのいくつかの和訳に置き換えてもいいでしょう。プロセスには何らかのコントロールがあります。「上司の承認を受ける」とか「支払額は予算の範囲内」とか、「条件分岐」であったりします。
  6. アウトプット(業務の成果) : プロセスによって生み出された成果となるものがアウトプットです。インプットと同様、アイデアなどの無形のものもあるでしょう。
  ビジネスルールは、下図のように次のビジネスルールへと引き継がれるケースがあります。また、下図「ビジネスルール A」と「ビジネスルール B」をひとつのビジネスルールに集約することも可能ですから、ビジネスルールはネスト構造になっていると捉えられます。つまり、「粒度」があるということです。


 ビジネスルールを一定の定義に基づき理解した上で、製造作業とデスクワークとの違いを考えてみましょう。


 製造作業は、明確な役割分担のもと、品質レベルが明確な成果物を、定まられた手順に従って行い、かつ、生産量や技術レベルを物理的・定量的に捉えることができ、作業全般を通じて可視化されています。
 これに対しデスクワークの一部は、不明確な役割分担のもと、品質レベルが不明確な成果物を、試行錯誤の連続によって行い、かつ、成果物や業務遂行レベルを定性的に捉えることが多く、作業全般を通じて見えにくくなっています。
 上表のように、{ T,R,I,P,C,O }で比較してみましょう。
  1. ロール : デスクワークでは責任と権限のバランスがとれていないケースがあります(責任だけは押しつけられるが、それを遂行するだけの権限がないなど)。
  2. インプットとプロセス : 例えば新規事業を企画する、というような業務を行う時、インプットやプロセスは試行錯誤の連続によって行われます。「市場調査をやってみたけれど有用な情報を得られなかったから、競合他社の分析をしてみよう」というようなケースです。そうした試行錯誤の連続は、スピードや効率の低下要因となります。
  3. アウトプット : 最も大きな違いがアウトプットです。製造作業のアウトプットには明確な品質レベルが測定可能な形で定義され、よって検証することができます。しかし、デスクワークのアウトプットの大部分はこの逆です。例えるなら、製造作業はX,Yの座標で弓を射る目標を定義しているのでズレを定量評価できますが、デスクワークは的のどこかに当たればいいというような曖昧な定義なので、定性的な評価しかできません。
 このようなデスクワークの各要素を製造作業の持つ性質に近づけることができれば、デスクワークの「工場化」を推進することが可能です。

 性質変換によるデスクワークの工場化、理屈はこれでいいのかもしれませんが、では実践ではどのようなアプローチをすればいいのでしょうか? これから具体的に検証していきたいと思います。

2011年1月15日土曜日

世の中の複雑性とか、なんやかんや考えたり…

 すべてを放り出して、どこか遠くへ行ってしまおうか? と考えた時、最初に浮かんだのはハミングバードのこと。それを放り出すことはできない。つまり、私にとって一番大切なものだ。

 人間社会とは不条理であり、理不尽だ。人というものに中立などあり得ない。何がしかの主観を持って物事を捉える。しかし、私もまたそうである。であるならば、結局のところフィフティーフィフティー、あるいはゼロサムということなのだろうか?

 仕事がいろいろややこしい。一方、ハミングバードがいてくれる。これらの正と負を足すとゼロなのだろうか? いや、仕事のややこしさなど、所詮はいつでも捨てられるもの。一番大切なものは残るのだ。そんな風に考えると、世の中の不条理や理不尽も大したことではないと思える。

 笑ってしまおう

 こんなバカバカしい世の中、真面目に考えるのがそもそもの間違いだ。そして、愛すべきものに真実の笑顔を向けよう。今の時代は、そんな生き方をしないと乗り越えられないような気がする。

 太古の昔をシンプルなサイン波で表現できるとした時、おそらく西暦2011年は相当複雑な波形で示されるだろう。一つひとつはシンプルなサイン波でも、位相が異なるものが加わるとサイン波よりも複雑な波形になる。さらに振幅の違いが加わることによって、より複雑に、加算される波が増えれば増えるほどさらに複雑化していく。世の中の複雑性を抽象表現するモデルとして、このような表現は分かりやすい。

 ひとりであればシンプルなサイン波であるが、ふたりになった途端に振幅や位相のずれによって合成波はサイン波より複雑になる。この状態から元のサイン波と同一の波形にするためには、位相のずれをなくし、振幅をそれそれが半分にする必要がある(2011/1/29 訂正)振幅の強さを譲り合う必要がある。何とも人間社会の縮図のように思える。

 現実的には、複雑性を完全に除去することができないのだから、これが不条理とか、理不尽の原因なのだろう。所詮、人と人とはそういうものだ。しかし、これを乗り越えられる関係がごく稀にある。いうまでもなく、愛情であり、友情だ。これがない人間関係は複雑であり、それが故に壊れやすい。

 世の中の波動をすべて合わせると、打ち消し合ってゼロになると考えたことがあるが、こんなことを考えていると、そこに自身の波動をプラスすると、最も大切な物事を表す波動が表れるのではないか? などと思えたりする。

 人と人が関わることによる複雑性は、時にすばらしい波になることがある。ピアノの音やグラスに注がれるウィスキーの音などだ。つまり、意味のある、価値のある合成波が出現する時がある。それはごく一部のごく少数で希に発生する。
 それは、チームワークだ。

2011年1月5日水曜日

コミュニケーションのパワーシフト

 同期・非同期のコミュニケーションを最も上手く活用している人々は、女子高生のようなコミュニケーション文化を持つ人々かもしれない。想像するに、彼女達は携帯メールで基礎的なコミュニケーションを非同期に済ませ、フェイスtoフェイスの同期コミュニケーションにおいては、よりデープなコミュニケーションを行っているのではないか? つまり、非同期コミュニケーションによるコミュニケーションのパワーシフトにより、フェイスtoフェイスのコミュニケーションでは助走の少ないコミュニケーションができるということだ。
 一方、企業組織などは伝統的同期コミュニケーションにこだわる勢力の呪縛により、コミュニケーションのパワーシフトが不足している可能性がある。このような呪縛を払拭することができれば、コミュニケーション効率だけでなく、結果として組織全体のパフォーマンスが向上するのでは? という仮説を持っている。

2011年1月2日日曜日

豚の角煮

 豚の角煮を作りました。


豚の角煮
豚の角煮 posted by (C)Satohru

■私流の作り方
  1. 鍋にたっぷり水を入れて、沸騰したら豚ばら肉のブロック(今回は400gくらい)と、皮むきした生姜をひとつ入れる。
  2. あくと余分な脂を取りながら2時間くらい煮て、鍋のふたをした状態で一旦火を止める。
  3. 鍋が冷めたら再び火を入れ、沸騰したところで日本酒を適当(多分100ccくらい)に入れる。
  4. 醤油とみりんを同量(100cc)加えから、大根を入れる。
  5. 後は弱火でコトコト煮て、好みの柔らかさ、味の濃さにする(目安は、豚の脂に写真のような色がついたくらい)。
  6. 一緒に煮た生姜をきざんで食べましょう。

 作り方は簡単ですが、手間がかかります。でも、その分おいしいですよ。

2011年1月1日土曜日

あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 今年の撮り初めです。魚眼ズームを装備して葉山の海をフラフラと…
2011-0001
2011-0001 posted by (C)Satohru

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2011-0002 posted by (C)Satohru

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2011-0003 posted by (C)Satohru

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2011-0004 posted by (C)Satohru

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2011-0005 posted by (C)Satohru

 これはおまけ。携帯で撮影した「タヌキ」注意の標識。葉山にはいるんですよ、タヌキが…
気をつけてね。
気をつけてね。 posted by (C)Satohru