本日、上席に対して現在検討中のシステム化案件について、クラウド適用のための具体的な検証ステップを説明し、了承を得ました。これより、私と部下がそれぞれ完成させた要件開発書に基づき、概算見積りを要求する段階に移行します。概算見積りによりクラウドへの投資対効果が確認されれば、我が社はふたつのシステム案件を同時にクラウドで実現することを目指すこととなります。
俎上に上がっているふたつのシステムは、当初の計画では手組みで開発することを想定していましたので、RDRAを基礎とする要件開発までが終了しています。よって、画面数、帳票数、機能数、DB構造などから社内見積りも完了していますので、クラウドの効果をかなりの精度で見積ることができると考えています。
もし、クラウドの導入が実現されれば、我が社では比較的新しい技術トレンドのほとんどが稼働することになります。新しければ良い、というわけではもちろんないですが、安くて高品質なものを早く導入するためのチャレンジは絶え間なく続けていく、というのが私の大きな方針のひとつですから、クラウドというものは大いにチャレンジ精神をくすぐります。
ところで、こんなチャレンジを続ける私にはちょっとした楽しみがあります。私の上席たちはITにどちらかといえば疎い人たちですが、例えば「仮想化」というようなキーワードを普通に口にします。つまり、旬なキーワードを局所的に理解していて、最近では「クラウドとは雲をつかむような話だ」と親父ギャグを口にすることもあります。私のせいで次から次へといろいろな横文字に触れる彼らの反応を見ているのは、何となく愉快なものです。そして、神奈川の中規模な不動産会社で時代の先端をいくシステムが稼働していることを当たり前のように思っている彼らの存在は、私の小さな誇りでもあります。
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