この図は、「Knowledge参照画面は、概念モデルKnowledgeに、依存する」と読むことができますが、画面と概念が不一致しています。これは整合がとれていない、と指摘されて当然のことですが、なぜ、整合がとれていないことを簡単に認識できたのでしょうか?
それは、画面と概念、およびその関係をこのモデルによって認識できたからです。ひと言でいえば、これがRDRAのパワーです。「もの、こと」の関係に着目することで要件を開発していこうとするRDRAのパワーを、「おかしい」と思った方は体験したことになります。
モデル間の不整合は、それを気づいた時に修正すればよいでしょう。
次に、ユースケースモデルですが、これは要求モデルと整合しているのでしょうか? 図による関係線でこれを検証しても良いのですが、Enterprise Architectには関係マトリックスという便利な機能があります。
これによって、要求とユースケースの関連性を図のようにチェックすることができます。要求にないユースケース(図の薄い青色背景色に対応するユースケース)がありますが、これは基本的に問題ありません。逆は、大変大きな問題になることはいうまでもないことです。
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