私のやり方は、Enterprise Architectからユースケース名とユースケースシナリオを出力し、一つひとつのユースケースを下写真のようにカード化し、全体を眺めながらストーリーポイントを与えていきます。ストーリーポイントは相対評価ですので、これとこれはどっちが大きい? というような比較の時、物理的なカードは非常に処理しやすいインターフェースです。個人的にも、このようなアナログ作業は好みです。
19あるユースケースカードを、下写真のように1、2、3、5、8、10の各ポイントに割り振っていきます。
この作業の結果は以下のとおりです。
- knowledgeが更新された時、更新前のknowledgeを世代管理する (5)
- knowledgeを全文検索できる (3)
- knowledgeを削除できる (2)
- knowledgeを参照できる (2)
- knowledgeを更新できる (3)
- knowledgeを追加できる (3)
- ブックマークを削除する (2)
- ブックマークを追加する (3)
- ブックマークリストを表示する (8)
- ラベルでknowledgeを絞り込める (2)
- ラベルを削除できる (2)
- ラベルリストから複数のラベルを選択し、knowledgeに付けることができる (3)
- ラベルリストを表示する (1)
- 世代管理されたknowledgeを公開中のknowledgeと交換できる (10)
- 人気のknowledgeを人気リストに表示する (5)
- 任意のラベルをラベルリストに追加できる (2)
- 新着のknowledgeを新着リストに表示する (2)
- 誤って更新されたknowledgeを知ることができる (1)
- 誤って更新してしまったknowledgeには誤修正フラグを付けられる (3)
現時点で、Open Knowledge Systemの規模は、62ストーリーポイントであることが分かりました。次は、規模から期間を導出することになりますが、それはまたの機会に行うことにします。
はじめましてRDRAを開発した神崎です。
返信削除RDRAを活用していただきありがとうございます。
「要件定義マニュアル」本だけでここまで活用していることに驚きました。
上流工程での経験が豊富なのだと推察しています。
ブログではRDRAを参考にご自身の方法を書かれているので私も参考にしています。
特に「Open Knowledge System」はサンプルと思考過程が書かれているのでとても役にたつ情報が満載だと思います。
今後も投稿を楽しみにしています。
コメントありがとうございます。RDRAの開発者である神崎さんからコメントをいただけるとは、夢にも思っていませんでした。大きな感激をもっています。
返信削除今年の2月、私は大きなプロジェクトで納期遅延という大変な失敗をしました。なぜ、こんなことになったのだろう? そう考えた時、出発点から間違っていたのではないか? そう自分を疑うようになりました。そして、要件定義のやり方から見直さなければならないと思い、模索する中で神崎さんの本に出会いました。それは、とても大きな衝撃でした。なんて、自分は勉強不足だったのだろう。知ってると思っていたことを、なんて自分は知らなかったのだろう。RDRAは私にそんな衝撃を与えました。
さらに、実践にRDRAを用いた時、再び気づきがありました。RDRAは神崎さんだから使いこなせるのだ。未熟な私がRDRAを取り入れるためには、私が使えるようにカスタマイズしなければだめだ! と。それから試行錯誤し、私でも使えるようにしたものが愚説ながら「Open Knowledge System」で執筆している内容です。
今日の神崎さんのコメントを励みに、ユーザーにとって魅力的なシステムを提供するために、今後も研究を重ねたいと考えております。
コメント、本当にありがとうございました。とても素晴らしいクリスマスプレゼントとなりました。