今日、Amazon.comから届いたばかりなので、まだ前書きしか読んでいませんが、次の一文が印象強く残りました。
こうした組織では、ソフトウェアを提供できないことは許容されるが、コミットしないこと(無茶な目標であっても)は論外なのだ。
見栄えの良い計画書を作り、関係者を集めて何度も会議を重ね、上司に報告や相談をこまめにすることが、結果以上に重んじられるような傾向があるのかもしれません。
かつて、ある提案を部の会議で行ったことがあります。私としては、部の利害関係者が集まる部内会議で提案することが最も効率的な意思決定を行えると考えたのですが、時の部長は、「聞いてない」と不機嫌な顔をしてろくな議論もせず私の提案を却下しました。「聞いてない」といわれても、今初めて話したのだから当然です。一方で、効率的に仕事をしろ、とは口癖のように出る言葉です。人って不思議ですね…
しかし、そうした人々を排除することができない以上、道はひとつしかありません。それは、説明し、議論し、理解を得る、という繰り返しです。そして、相手の性質までもを考慮して物事を進めていかなければならないのです。
大変ですね。私もできればこんな面倒なことはしたくありませんが、面倒なことをきちんと行えるというのが、人間力というものの一面なのかもしれません…
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