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2009年12月20日日曜日

Open Knowledge System(5)

 今回は、ユースケースにユースケースシナリオを記述します。



 私は、できるだけ全体の構造(関係)を見ながらモデリングを行いたいので、ユースケースシナリオを含めたユースケース図は、ご覧のような大きさになってしまいます(A4、4枚位)。
 ユースケースシナリオを記述していると、足りないユースケース、概念のブレや漏れを発見できます。また、システムの振る舞いが見えてきます。
 このユースケースにはまだ足りないものがありますが、このプロジェクトは実験プロジェクトですので、それはレビューの時まで触れないでおきましょう。

 また、ユースケースシナリオの作成と並行して更新していった、概念モデルとユースケースモデルを示します。






 概念モデルは、概念の数が増えました。ユーザーとシステムの振る舞いを叙述的に検討していった結果、足りない概念を抽出することができました。
 ユースケースモデルは、新たにひとつ、ユースケースを発見しました。これも、ユースケースシナリオを書いたお陰です。
 ひとつのことを、視点を変えて考えることは、網羅性を維持する上で大変重要なことです。正直、私自身この作業(ユースケースシナリオ)が一番面倒ですが、その苦労は成果に確実に出ますので、やり抜いてください。現に、これまでのモデルを眺めると、システムの動作イメージや、設計時の考慮点などが浮かんでくるはずです。

 ちなみに、ユースケースシナリオを今回のようにモデル化すれば、ユースケースモデルをあえて最終成果物とする必要ないでしょう。ただし、ユースケースシナリオにアクターを追加することをお忘れなく。

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