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2010年1月31日日曜日

昨日のTwitterより

業務にはストック系とフロー系の2種類がある。ストック系とは、商品情報を参照するというようなユースケース。フロー系とは、受注から出荷までの流れを管理するというようなユースケース。
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ストック系の業務は、非定型な業務である可能性が高い。例えば、商品情報を参照するというようなユースケースは、業務の様々なシーンで要求されると思う。
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また、ストック系の業務の特徴として、細かな要求が変化しやすいことがあげられる。例えば、レポートに関する要求は、報告する相手やシーンによって異なることが多い。
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仮に、ストックされた情報を様々な条件で抽出し、加工していくことをBI( Business Intelligence )とした時、BIの業務の性質はストック系であり、固定された仕組みでは多様な要求に答えきれず、陳腐化してしまう可能性が高い。
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そこで、私はストック系の業務に対しては、なるべくコストをかけずにIT化すべきであるとの方針をとっている。
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ストック系の業務を低コストで実現するための手段として、Microsoft OfficeのInfoPathがある。データ構造やそれに対するCRUDがそれほど複雑でないのなら、ソリューションの候補として有力と思うのだが、あまり活用されている例を知らない。
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InfoPathによって安価に構築したソリューションであれば、もしも陳腐化したとしても、ためらわずに捨ててしまうことができるかもしれない。逆に、管理項目の増加によりデータ構造が複雑化したり、アクセス制御を細かに設定する必要があるのなら、何らかのDBに移行してもいいだろう。
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我が社では、基幹業務のデータはSQL Serverに格納されている。これを再利用しようとするならば、SQL Server + Excelの組合せも、大変安価にストック系の業務を実現してくれる。
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いずれにしても、ストック系の業務にはできるだけ既存資源を活用し、手間をかけずに早く、安く、要求を実現し、PDCAサイクルによってソリューションを進化させていくことが重要であると感じている。
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このような考えを持っている時に、新たなシステム要求が出現した。当初は手組みで開発しようと考えていたのだが、要件開発を行ってみると、ほとんどがストック系の業務であることが明らかになり、また、フロー系の業務もそれほど複雑なものではなかった。となると、手組みで開発することは疑問だ。
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そんな時、Salesforceと出会った。存在は知っていたが、ここでの出会いとはトライアル版を評価することである。その結果、Salesforce CRMには、ほとんどのストック系業務がフィットするのではないかという仮説を得た。そして検討の結果、昨日Salesforceと契約した。
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Salesforceがどれほどの価値をもたらすのかは、やはり実際に業務に使ったところを自分自身の目で確かめなければ分からないが、私の思想にフィットする可能性は、他のソリューションよりも相対的に高いと考えている。
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私がSalesforceを選んだ理由は以上であり、クラウド・コンピューティングというキーワードは背景でしかない。それは、例えば相対的に安価なソリューションである理由のひとつが、世界的規模で資源をシュアしている結果であることなどである。

2 件のコメント:

  1. MicrostrategyというBIツールだったならば、100名までライセンス無償でしたよ。

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  2. 我が社は既にSQL ServerとExcelがありますので、BIのインフラ整備は完了してます。ですが、Microstrategyというツールは知りませんでしたので、情報提供ありがとうございました。

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