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2010年4月11日日曜日

経営レポートの作成

 今日は休日出勤となったので、以前から作ろうと思いながらなかなか手の付けられなかった「経営レポート」を作成してみました。

 「経営レポート」といってもさまざまですが、今回作成したのは、我が社のファンダメンタルズを捉えることを目的としたレポートです。
 我が社の会計システムは富士通のGLOVIAであり、これにはGLOVIA関数というAPIが備わっていますので、これをExcelからコールすることで動的なレポートを作成できます。
 レポートの構成は下記の4つのセクションです。
  • 損益計算書
  • 資金別貸借対照表
  • ROEモデル
  • ステークホルダー分配計算書
 GLOVIAとExcelを使うと、このようなレポートは簡単に作成できます。
  • GLOVIAのDataViewerを使って合計残高試算表を勘定科目単位で取得し、CSVファイルにエクスポートします。
  • CSVファイルの勘定科目コードを使って、残高を取得するGLOVIA関数を埋め込みます。これで動的な合計残高試算表ができあがります。
  • 後は、損益計算書、資金別貸借対照表に合わせてデータ項目の配置換え(セルの移動)を行い見栄えを整えます。
  • 次に、ROEモデルやステークホルダー分配計算書に必要な派生属性を算出する式などを埋め込みます。
 このようにしてできあがった「経営レポート」は、「再計算」を行うことでいつでも最新データを取得できます。

 ここで登場したGLOVIA関数とDataViewerは、我が社はGLOVIA会計システムを採用した理由の一部です。ただし、GLOVIA関数は使いやすいとは言い難いものです。将来的にはWebサービスとして利用できるようになると、より柔軟な運用ができるようになると思います。

 資金別貸借対照表は、私が気に入っているレポートのひとつです。損益資金、固定資金、売上仕入資金、安定資金、流動資金、現金預金の各資金区分によって、過去から現在に至るまでの資金の調達と運用の流れを捉えることができます。
 また、CSR会計のレポートのひとつであるステークホルダー分配計算書は、付加価値の創出量とステークホルダーへの分配額を把握することができます。私は利益よりも付加価値を重視していますので、これは欠かすことのできないセクションです。

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