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2011年9月10日土曜日

RDRA+EAで要件定義モデリング セミナー


 昨日は、スパークシステムズ ジャパンのセミナー「RDRA+EAで要件定義モデリング セミナー」に参加してきました。なにより、RDRAの開発者・神埼善司氏の話を直接お聞きしたかったのです。

 神崎氏の話を聞いていると、RDRAの本「顧客の要求を確実に仕様にできる要件定義マニュアル」を書かれた時と今とでは、考え方に変化が起きていることがわかります。例えば、要望、要求、要件の定義など。最近は既存システムの分析ノウハウなども公開していますし、神崎氏の考え方も日々進化しているのでしょう。

 セミナーは要件定義のプロセスの説明から始まったのですが、「タイムボックス」というマネジメント手法についてかなりの質問が出ました。私は、RDRAはウォータフォールでも非ウォーターフォールでも使えるフレームワークと認識しているので、タイムボックス(反復的な要件定義マネジメント)にこだわることはないのになぁ… と議論を傍観していました。ただ、神崎氏の「広く浅くの要件定義を繰り返すことで必要十分な要件定義に到達する」という考え方は非常に良いと思っているので、これはRDRA実践時にはプロセスに取り入れるべきだと考えています。
 ちなみに、セミナーの後の会話で「フレームワークの話を先にしてみては?」とお尋ねしたのですが、「ある方からプロセスの話が先のほうがいいと言われた」とのことでした。さまざまな人に物事を伝える難しさを感じますね。

 セミナーの中で「制約を設計する」というような趣旨の話がありました。この発想はおもしろいと思います。通常、制約条件は回避するかなくすかのどちらかの選択ですが、利害関係者との交渉によって「積極的に制約を変化させる」というのは今後意識していきたいことです。

 セミナー終了後、神崎氏とスパークシステムズの河野氏、セミナーの参加者の方と私の4人で懇親会を行いました。RDRAやシステム開発、Enterprise Architectの話、システムには全く関係ない話も含めて、非常に楽しい時間を過ごせました。

 以上、簡単ですがセミナーの感想です。

 神崎さん、河野さん。ありがとうございました。

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