2016年10月15日に行われた第21回三河湾チャリティー100km歩け歩け大会に出場し、24時間30分で完歩しました。昨年の第20回大会にも出場したのですが、この時は70キロでリタイアしてしまいました。完歩のポイントを簡潔にまとめます。
1.マメを予防する
休憩の時、シューズとソックスを脱ぎ、汗ばんだ足とソックスを乾燥させる。ソックスの乾きが悪ければ、新しいものに履き替える。
休憩のタイミングは、私の場合は1時間毎を目安としましたが、足の蒸れ具合で調整するといいでしょう。休憩があまり多くなると、かえって疲れるからです。
2.休憩する
疲れてから休憩しても、そう簡単に疲労は回復しませんから、疲れる前に休憩する、と言うのが大原則です。長距離ウォークを何度か経験し、自分の適切な休憩タイミングを知っておく必要があるでしょう。
3.エネルギー・水分を補給する
100キロを歩くと、6,000キロカロリー位消費します。食事に加え、適切なエネルギー補給が重要になります。もちろん、水分補給はさらに大事です。歩いていても、緩やかな発汗によって絶えず水分は失われていますので、ドリンクは切らさず携帯しましょう。
4.無理をせず、マイペースを保つ
ペースの速い人に抜かされたりすると、ついつい競いたくなってしまいます。しかし、そこは気持ちを抑え、自分のペースを維持しましょう。
5.ウォークを見える化してマネジメントする
私はGPSスポーツウォッチを使っています。これにより、平均ペースや距離など、さまざまな情報を得ることができます。例えば、100キロを24時間で歩くためには、1キロを14分24秒のペースで歩く必要がありますが、GPSスポーツウォッチによって平均ペースをモニターすることで、ペースや休憩時間を調整しながら歩くことができます。
私はエプソンのWristableGPS SF-810B/Vを利用していますが、89キロの地点でバッテリーが切れてしまいました。この為、残りの10キロをマネジメントなしで歩く結果となり、モチベーションが低下し、結果、ラストの10キロは大変きつかったです。
自分の歩きを見える化し、適切に歩きをマネジメントすることは必須条件ではありませんが、完歩のために有効な、また、歩きをおもしろくする要素です。
6.ノルディック・ウォーキング
前回大会の後ノルディック・ウォーキングを始めましたので、今回はLEKIのトラベラーカーボンとともに出場しました。ノルディック・ウォーキングは例えて言うなら4輪駆動ですので、歩行の安定性とパワーが向上する感じです。一度試してみてはいかがでしょうか。
7.最後に
100キロを完歩するためには、30キロ~40キロをマメなく、大きな疲労なく完歩できる体力・知識・経験が最低限必要であると考えます。少なくとも大会の半年くらい前から長距離ウォークのトレーニングを行い、自分に合った歩き方を知っておくことが大変重要です。
100キロは、がんばるだけでは完歩できません。自分なりの戦略と戦術を研究してください。