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2009年12月29日火曜日

Open Knowledge System(8)

 今回は、「新着のknowledgeを新着リストに表示する」ユースケースとprecedesの関係にある「knowledgeを参照できる」ユースケースをロバストネス分析します。
 まず、「新着のknowledgeを新着リストに表示する」ユースケースのユースケースシナリオは、修正前は不要ですのでモデルから削除します。次に、「knowledgeを参照できる」ユースケースのユースケースシナリオをノートに表示させます。この辺の作業は、Enterprise Architectを使うととても効率的に行えます。





 これで準備完了です。


 ユースケースシナリオを読みながら、「knowledge参照画面」バウンダリ、「knowledgeを表示する」コントロールを抽出し、「knowledge」エンティティは前回抽出したものに関係線をつなぎます。
 *灰色のクラスは前回抽出したもの。薄いピンクは今回抽出したもの。
 さて、問題はprecedesと表現した関係をどう分析するかです。まずは、青色で表示しているユースケースシナリオから「新着リストで選択されたknowledgeの識別子を渡す」コントロールを抽出し、上記図のように分析しました。んんぅ? 何かしっくりきませんね…
 ふたつのユースケースは本当にprecedesの関係なのでしょうか?
 precedesとinvokesの意味を今一度確認すると、ユースケースモデルにそもそもの間違いがあることに気づきました。そこで、下図のように修正しました。

 ユースケースがひとつ足りなかったのです。これにより、

  1.  「新着のknowledgeを新着リストに表示する」ユースケースの後に、「新着リストのknowledgeを参照する」ユースケースがあり、

  2. 「新着リストのknowledgeを参照する」ユースケースは、「knowledgeを参照できる」ユースケースを呼び出す
 というすっきりとした関係になります。

 Open Knowledge Systemシリーズは入門講座ではありません。ですから今回の間違いは、実際に私が犯した間違いです。しかし、このように正しい手順でプロセスを重ねていけば、間違いを発見し修正できるのです。
 先人たちの知恵、素晴らしいですね。

 

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